何となくボーっと見ていた大食い選手権だが、魔女とか番組内で呼ばれている菅原さんの愛嬌のなさはちょっと特筆すべき物があると思う。あんなに純粋に険だけがある人ってそうそうテレビで見かけない。菅原さんは素人だから仕方ないっちゃ仕方ないのかもしれんが、特定のキャラを身にまとってテレビに出ようとするからには、そのキャラのクオリティが問われることも覚悟しなくちゃいけんと思うのんよ。
たぶん『華があって可愛い』というギャル曽根が担当しているキャラの向こうを張って、ヒールみたいになってるんだろうけど、ヒールこそ実はエンターテイナーでないとただ単に不愉快な人にしか映らないのだ。純粋不愉快キャラを引き受けますってんならそれはそれでいいのだが、そういう感じでもなかったみたいだしなあ。菅原さんは自身のテレビ出演時における自分の人格をどう捉えているのかよく知らないんだけど(本人はひょっとしたら毒舌だけど憎めない系と思っているのかもしれんし)、あの体温が低そうで鋭利な風貌とあいまって、実にとげとげしい雰囲気でありました。
余談だが、テリー伊藤氏がステーキをバクバク食べる菅原さんを見て「トカゲみてぇな女だなあ」と言い放ったことがあるのだが、いやほんとまさしくトカゲみたいでした(笑)。テリー氏は好きではないけど、ぬる坊といいこの一件といい、妙に印象的なフレーズを時々おっしゃいますな(笑)。