私は外面的な要素として色々目立つ部分(いい意味じゃないのが悲しい)もあるらしいのだが、その中で際立っている(と周囲から言われる)のが実は声なのである。私はいまだに自分の声を扱いかねていると言ってもいい。
気にしているせいもあり、自覚もあることから普段は気をつけているのだが、私の声は大変に通るのだ。常にリミッターをかけて喋るのだが、それでも通る。誰かと会話していても遠くにいる人には一人で喋っていると勘違いされたりする。内緒話なんてぜっっったいにできない。する気もないけど。
一度全てのリミッターを解除して、本意気で喋ったらどうなるだろうと思ったりもするが、まあモンゴルの大草原とかにでも行かないとむりだろうな。はた迷惑だろうきっと。
しかし不思議なもので、この声を褒められることがちょいちょいあるのだ。特に男性から褒められることが多い。自分で自分の声質を把握できていないので嬉しいというより不思議な気分なのだが、この規格外の声と一生付き合っていかなきゃいけないわけだし、嫌がられるよかマシかなと自分で自分を慰める昨今だ。