2006年05月20日

19

私は気分がやや沈みかけのときは、シャネルのフレグランスをつけるようにしている。特に気持ちをシャンとさせたいときには必ず19を選んでいる。グリーンの香りが強めだけどツンツンしないし、鮮やかなのに厳しさを感じない香りで好きなのである(そういう意味じゃ5は『厳しい』香りだ)。

別に値打ちこいてるとか自惚れているとかではないし、似合っているとはまったく思わないが、自分のためにつけているのだ。なのでたくさんはつけない。他人に気づかれないくらいの量と決めている。とはいえフレグランスって他人より自分の方が気づきにくいんだけどね(自分で気づいているときは他人も思い切り気づいている)。シャツの襟ぐりに鼻先をつっこんでやっとわかるくらいの量かな。

シャネルの香りが他のメゾンの香りと決定的に違うのは、香りが非常にハッキリしていて、時間が経っても濁らないところだと思う。気骨があるというか主張が強いというか。といってもムンムンに香るという意味じゃないのだ。とにかく研ぎ澄まされていてクリアなのだ。ニナ・リッチの芯の強さとはまたちょっと違うんだよな。上手くいえないんだけど。

そしてあくまで人工物を思わせるクールさがある。野の花を掬い取るのではなく、自然界には存在しないであろう人造の花の香りなのだ。しかしそれは決して薄っぺらいとか安っぽいとかではない。自然が生み出したものよりいっそう華やかで美しいもののような迫力があるのだ。

気持ちにそっと寄り添うような柔軟さはないが(そういう香りがほしいときはまた違うものをつける)、「なにやってんの?しっかりしなさいよまったく」と優しく叱咤激励してくれるような香りなのだ。


posted by まる子 at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 好きなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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