2005年07月01日

『帰郷者』を読み返す

ウィンブルドンをついつい見てしまう。私にはスポーツ観戦の趣味はほとんどないが、テニスを見るのは大好きなのだ。5年位前に急にハマり、エアチェックをするほどではないがなんとなくずっと見ている。特に女子テニスが好きだ。だらだら見るだけなので選手に詳しいわけではないが、ダベンポートが好きだな。なんとなく。出ていると応援してしまう。シャラポワは確かにすごい美人で強力なプレーヤーだけど、特に興味はない。


私は一度読んでよくわからなかった本は、何年か経ってから読み直す、という作業をする。
実際、昔買って読んだけど、いまだにわかってない本はたくさん手元にある。
現在私の中で最高ランクの難易度なのが『薔薇の名前』と『帰郷者』である。『薔薇の名前』は読者にも相当の知識を要求する作品なので、その知識がない私は資料がないと理解できない。

『帰郷者』は、詩人、萩原朔太郎の書いた評論集で、こんな不思議な詩を書く人は、どのくらい不思議な物の見方をするのかと単純にそう思って昔に買ったのだ。
ところが彼は歯に衣着せずズバズバと、鋭くわかりやすい論理展開をするので驚いてしまった。

とはいえ、完全に理解できているわけではないし(仮名遣いは現代仮名遣いになっているが、単語が難しいものが多いのだ)どこまで把握できているかといえばお恥ずかしい限りなのだが、随所に見える一文にはハッとさせられることが多いのも確かだ。
英雄は冷徹で豪傑は好人物だが単純とか、よそから借りた自意識とプライドで生きるのが田舎者であり、だから日本は田舎なのだ、とか今読んでもなるほどなーという部分が多い。

その一方で自分の容姿がいわゆる美少年風ではないのを嘆いたりして、繊細すぎて生きるのがしんどかった部分もチラッと見えたりして面白いのだ。
また少しずつ続きを読んでみよう。


posted by まる子 at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍(マンガ含む) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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