私は昔から辞書を読むのが好きで、携帯に搭載されている辞書も暇があると読んでしまう。そのおかげで『のぼる』と『あがる』の違いを思いもかけず知ることができた。ありがとう辞書。
まあ、そんな私が今日も暇つぶしに携帯の辞書を見ていると、ある単語が目に留まった。それは『トボガン』。和英で引くと『toboggan』、英和で引いてみたら『そりで坂を滑り降りる』というようなことが書かれてあった。しかし私は一度もトボガンなんて言葉は聞いたことがない。英語圏に暮らしたこともなければ英語を話す知り合いもいないので英語に接触している率がそもそも低いのだけど、それにしても耳慣れない言葉である。なんか南国の果物みたいな響きだよね『トボガン』(←それはたぶんアボカド)。
こんなに使用目的が限られる単語だと、一生言わずに死んでいく人もいそうだなあ…とよく知りもしないくせに偉そうにそんなことを考えたりする。しかしこれで絶対忘れないぞ『トボガン』。たぶん使う機会は訪れないだろうけど。トボガン界に入ることもないだろうし。
余談だけど、辞書に載っていた単語で一番ビックリした上に笑ったのは、古語辞典に載っていた『たまぶりぶり』。紐についた玉を振って遊ぶ玩具らしいのだけど(玉振り振り、なんでしょうね)、それにしても「たまぶりぶり」てねえ。授業中友達と一冊の古語辞典を見ていてそれを発見したときに爆笑してしまい、先生から大目玉食らったのも懐かしい思い出だ。今も元気にしてんのかなああの子。